初めての方ははじめまして。そうでない方はお久しぶりです。最近MTGアリーナに手を出した途端ににシャドバのデイリーすらやらなくなってしまった座布団です。毎試合内容に幅があるのが個人的に刺さってます。

ですが例のごとく、今回の記事はMTGでもシャドバでもなく、ヴァイスシュヴァルツ(英語版)の話です。先日、英語版の使用制限が更新されました。

五等分は劇場版ブースター発売前のものと同じなのでおなじみかと思いますが、左のカードは見覚えがないという方が多いのではないでしょうか。

左のこの二枚は英語版ヴァイスシュヴァルツのオリジナルタイトル「The Seven Deadly Sins/七つの大罪」のカードで、日本語には存在しないカードとなっています。カードテキストを翻訳すると、

Gilthunder: Negative Little Gil
(ネガティブギル坊 ギルサンダー)

【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札を上から3枚まで見て、山札の上に好きな順番で置き、相手のキャラを1枚まで選び、手札に戻す。

【自】[手札のキャラを1枚控え室に置く] このカードがアタックした時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、そのターン中、このカードのパワーを+2000し、ソウルを+1。

Escanor: Master of the Tavern
(酒場のマスター エスカノール)

【自】[(1) あなたの控え室の《ブリタニア》のキャラを1枚クロック置場の下に置く] このカードが舞台から控え室に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の山札を上から2枚まで見て、《ブリタニア》のキャラを2枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、残りのカードを控え室に置く。

こんなものです。

これだけ見ると「いやなんで3ルックバウンスと神琳に二種選抜かけるんだ?」と思うでしょうが、この選抜にはもう一枚のカードの存在が影響しています。レベル3のエスカノールです。

Escanor: Arrogant and Powerful
(傲慢で強力 エスカノール)

【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分のクロックの上から1枚を、控え室に置いてよい。

【自】CXコンボ[(1) 手札の「Escanor: Master of the Tavern」を1枚控え室に置く] このカードがアタックした時、クライマックス置場に「Master of the Sun」があり、このカードのソウルが4以下なら、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、そのアタック中、このカードが相手にアタックのダメージを与える時、かわりに相手に1ダメージをX回与える。Xはこのカードのソウルに等しい。(このダメージは【自】の効果によるダメージではない。ダメージキャンセルは発生する)

※連動CXの「Master of the Sun」は枝アイコンのCXです。

ギルサンダーの3ルックでドラドラをエスカノールで噛める位置に置きつつ、バウンスでダイレクト面を開けてソウル上昇とカウンター回避してエスカノール2面で1点×9or10(最大値はダイレクト4点時にドラドラ噛み×2で1点×12)で相手に叩き込むというデッキが現在英語版のヴァイスシュヴァルツで流行しています。

エスカノールは日本語版の既存カードだとサマポケの“夏の思い出”識とよく似たテキストを持っていますが、

  • CIPテキストが3ルックではなくヒール
  • 元々のソウルが2
  • コスト支払い時のソウルは4までOK
  • 連動のコストで神琳を切らなければいけない

などの違いがあり、識に比べると最終盤面までに揃えなければならないパーツの要求値が高いです。

そのかわり3枚盛りバウンスという非常に相性のいいカードが同プールに存在しており、条件を達成さえすれば詰め性能では大きく勝っています(金色の闇に毛が生えた程度の識の詰め性能がそんなに高くなかったのでそりゃそうなんですが)。ドラドラを捲ったときの1点×6はさすがに強力です。

そしてドラドラの連動がこちらです。

Elizabeth: Trust in the Promise
(約束を信じるエリザベス)

【自】CXコンボ あなたのクライマックス置場に「A World Without You」が置かれた時、他のあなたの《ブリタニア》のキャラがいるなら、あなたは自分の山札の上から1枚を控え室に置き、自分の控え室のレベルX以下の《ブリタニア》のキャラを1枚まで選び、手札に戻す。Xはこの効果で控え室に置かれたカードのレベルに等しい。(クライマックスのレベルは0として扱う)

【起】 集中 [(1) このカードを【レスト】する] あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。それらのカードのクライマックス1枚につき、あなたは自分の控え室のキャラを1枚まで選び、手札に戻す。

※連動CXの「A World Without You」は控えのレベル1以下のキャラをストブするドラドラのCXです。

集中の連動です。

連動に関係なく後列に常駐させたいカードに連動が書いてあるのが強く、中盤以降に素引きした横の連動を簡単に喋れるのがありがたいですね。

ドラドラの連動はもう一種類あり、

Meliodas: Overcoming His Past
(過去を乗り越えるメリオダス)

【永】 あなたの《ブリタニア》のキャラが4枚以上なら、あなたの手札のこのカードのレベルを-1。

【自】CXコンボ[あなたのクライマックス置場の「The Trial」を1枚控え室に置く] あなたのアンコールステップの始めに、前列にこのカードがいて、他のあなたの《ブリタニア》のキャラが4枚以上なら、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の控え室の、《ブリタニア》のキャラかを2枚まで選び、手札に戻し、次の相手のターンの終わりまで、このカードのパワーを+1000。

※連動CXの「The Trial」は控えの黄のカードをストブするドラドラのCXです。

こちらは2/1の早出し系連動。日本語版の類似テキストだとMARVELのスパイダーマンがいますが、あちらが相手キャラ1枚に枠移動封じなのに対し、こちらは往復1000パンプです(アンコールステップ発動なので「往復」という言葉が適切かは怪しいですが…)。

この2/1早出し系連動が強かった試しはこれまであまり無かったと記憶していますが、その中ではリバースを必要とせず、回収カードが選べるこのカードは終盤の必要パーツが多くて後列にパワーを振るカードがいないこのデッキにあっているのかなと考えています。

(なんで同じブースター収録の置きブCXが別々の条件参照なんだろう…)

目次

実績

規制されるってだけあって実績とデッキレシピには事欠かないこのデッキですが、12月にエスカノールが収録されている追加弾発売後、

  • 1月の世界大会3位&4位
  • 3月から始まった地区大会(トリオのみ)シーズンの現時点で開催された4大会中優勝3回・準優勝3回

という結構な成績を残しています(ちなみに五等分は世界大会優勝&準優勝、地区優勝3回)。

デッキレシピ

世界大会3位のレシピと、地区大会優勝チームのデッキを掲載します。ホイルを使っていたレシピは非ホイルで作り直したものになります。

世界大会3位のデッキ
https://decklog-en.bushiroad.com/view/4KV8
トロント地区1位のデッキ
https://decklog-en.bushiroad.com/view/G2P5
サンガブリエル地区1位のデッキ
https://decklog-en.bushiroad.com/view/K2KH
カイザースラウテルン地区1位のデッキ
https://decklog-en.bushiroad.com/view/HPEB

カード翻訳

レベル順です。

Escanor: Arrogant and Powerful
(傲慢で強力 エスカノール)

【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分のクロックの上から1枚を、控え室に置いてよい。

【自】CXコンボ[(1) 手札の「Escanor: Master of the Tavern」を1枚控え室に置く] このカードがアタックした時、クライマックス置場に「Master of the Sun」があり、このカードのソウルが4以下なら、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、そのアタック中、このカードが相手にアタックのダメージを与える時、かわりに相手に1ダメージをX回与える。Xはこのカードのソウルに等しい。(このダメージは【自】の効果によるダメージではない。ダメージキャンセルは発生する)

※連動CXの「Master of the Sun」は枝アイコンのCXです。

Gilthunder: Negative Little Gil
(ネガティブギル坊 ギルサンダー)

【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札を上から3枚まで見て、山札の上に好きな順番で置き、相手のキャラを1枚まで選び、手札に戻す。

【自】[手札のキャラを1枚控え室に置く] このカードがアタックした時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、そのターン中、このカードのパワーを+2000し、ソウルを+1。

Elizabeth: Options for Disguise
(変装の選択肢 エリザベス)

【永】 あなたの控え室のクライマックスが2枚以下なら、あなたの手札のこのカードのレベルを-1。

【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札を上からX枚まで見て、カードを1枚まで選び、手札に加え、残りのカードを控え室に置く。Xはあなたの《ブリタニア》のキャラの枚数に等しい。

Merlin: Wielder of Aldan
(アルダンの担い手 マーリン)

【永】 あなたの控え室のクライマックスが2枚以下なら、あなたの手札のこのカードのレベルを-1。

【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、次の3つの効果のうちあなたが選んだ1つを行う。『あなたは自分の手札を1枚選び、控え室に置く。そうしたら、あなたは自分のクロックの上から1枚を、ストック置場に置く。』『あなたは相手のキャラを1枚選び、手札に戻す。』『あなたは自分の控え室のキャラを1枚選び、手札に戻す。』

Diane: Cheerful
(楽しげなディアンヌ)

【永】 あなたの、《ブリタニア》のキャラが4枚以上なら、あなたの手札のこのカードのレベルを-1。
【永】 あなたのターン中、あなたのキャラすべてが、《ブリタニア》なら、このカードのパワーを+2000。
【自】[手札を1枚控え室に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分のクロックの上から1枚を、ストック置場に置く。

Diane: Wielder of Gideon
(ギデオンの担い手 ディアンヌ)

【自】[(1)] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、相手は自分のストックすべてを、控え室に置き、自分の山札の上から同じ枚数をストック置場に置く。

【自】 他のあなたの《ブリタニア》のキャラがアタックした時、そのターン中、このカードのパワーを+1000。

Meliodas: Overcoming His Past
(過去を乗り越えるメリオダス)

【永】 あなたの《ブリタニア》のキャラが4枚以上なら、あなたの手札のこのカードのレベルを-1。

【自】CXコンボ[あなたのクライマックス置場の「The Trial」を1枚控え室に置く] あなたのアンコールステップの始めに、前列にこのカードがいて、他のあなたの《ブリタニア》のキャラが4枚以上なら、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の控え室の、《ブリタニア》のキャラかを2枚まで選び、手札に戻し、次の相手のターンの終わりまで、このカードのパワーを+1000。

※連動CXの「The Trial」は控えの黄のカードをストブするドラドラのCXです。

Nanashi: Mysterious Swordsman
謎の剣士 ななし

【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札の上から3枚を、控え室に置く。それらのカードにクライマックスがあるなら、あなたは相手の前列のレベル3以下のキャラを1枚選び、控え室に置いてよい。

【自】 このカードが【リバース】した時、このカードのバトル相手のレベルが相手のレベルより高いなら、あなたはそのキャラをストック置場に置いてよい。そうしたら、あなたは相手のストックの下から1枚を、控え室に置く。


Elizabeth: New Dress
(新しいドレス エリザベス)

【自】[(2)] あなたがこのカードの『助太刀』を使った時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の控え室のカードすべてを、山札に戻す。その山札をシャッフルする。
【起】【カウンター】 助太刀2500 レベル2 [(1) 手札のこのカードを控え室に置く] (あなたは自分のフロントアタックされているキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+2500)

Meliodas: Wielder of Lostvayne
(ロストヴェインの担い手 メリオダス)

【永】 他のあなたの前列の「Meliodas: Wielder of Lostvayne」がいるなら、このカードは次の2つの能力を得る。『【永】 他のあなたの《ブリタニア》のキャラ1枚につき、このカードのパワーを+500。』『【自】 このカードがアタックした時、他のあなたの《音楽》のキャラが2枚以上なら、あなたは自分の山札を上から2枚まで見て、カードを1枚選び、山札の上に置き、残りのカードを控え室に置く。』

【自】[手札を1枚控え室に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の山札を見て「Meliodas: Wielder of Lostvayne」を1枚まで選び、舞台の好きな枠に置き、その山札をシャッフルする。

Merlin: Hooded Magician
(フード姿の魔術師 マーリン)

【自】 あなたがこのカードの『助太刀』を使った時、あなたは自分の山札の上から1枚を公開する。そのカードが《ブリタニア》のキャラなら手札に加え、あなたは自分の手札を1枚選び、控え室に置く。(そうでないなら元に戻す)
【起】【カウンター】 助太刀2000 レベル1 [(1) 手札のこのカードを控え室に置く] (あなたは自分のフロントアタックされているキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+2000)

Merlin: Handy Ability
(役に立つ能力 マーリン)

【永】 応援 このカードの前のあなたの、《ブリタニア》のキャラすべてに、パワーを+X。Xはそのキャラのレベル×500に等しい。

【自】 あなたのクライマックスがクライマックス置場に置かれた時、あなたは自分の山札の上から1枚を控え室に置いてよい。そのカードのレベルが1以上なら、あなたは自分のキャラを1枚選び、そのターン中、ソウルを+1。

【起】[手札のカード名に「マーリン」を含むキャラを1枚控え室に置き、このカードを【レスト】する]あなたは自分の控え室のカード名に「エスカノール」か「アーサー」を含むキャラを1枚選び、手札に戻す。

Gowther: The Goat Sin of Lust
(〈色欲の罪(ゴート・シン)〉のゴウセル)

【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時か舞台から控え室に置かれた時、あなたは自分の山札の上から3枚を、控え室に置いてよい。

【自】 このカードが【リバース】した時、このカードのバトル相手のレベルが相手のレベルより高いなら、あなたはそのキャラを思い出にしてよい。

Meliodas: Unrepentant
(反省しないメリオダス)

【永】 あなたのターン中、他のあなたの《ブリタニア》のキャラが2枚以上なら、このカードのパワーを+2000。
【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは他の自分の《ブリタニア》のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+2000。

Bartra: Benevolent Leader
(寛大な支配者 バルトラ)

【永】 他のあなたのキャラすべてに、次の能力を与える。『【永】 このカードはサイドアタックできない。』

【自】[手札を1枚控え室に置く] このカードがアタックした時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは他の自分の《ブリタニア》のキャラを1枚選び、手札に戻す。

Escanor: Master of the Tavern
(酒場のマスター エスカノール)

【自】[(1) あなたの控え室の《ブリタニア》のキャラを1枚クロック置場の下に置く] このカードが舞台から控え室に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の山札を上から2枚まで見て、《ブリタニア》のキャラを2枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、残りのカードを控え室に置く。

Elizabeth: Trust in the Promise
(約束を信じるエリザベス)

【自】CXコンボ あなたのクライマックス置場に「A World Without You」が置かれた時、他のあなたの《ブリタニア》のキャラがいるなら、あなたは自分の山札の上から1枚を控え室に置き、自分の控え室のレベルX以下の《ブリタニア》のキャラを1枚まで選び、手札に戻す。Xはこの効果で控え室に置かれたカードのレベルに等しい。(クライマックスのレベルは0として扱う)

【起】 集中 [(1) このカードを【レスト】する] あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。それらのカードのクライマックス1枚につき、あなたは自分の控え室のキャラを1枚まで選び、手札に戻す。

※連動CXの「A World Without You」は控えのレベル1以下のキャラをストブするドラドラのCXです。

Escanor: Wielder of Rhitta
(リッタの担い手 エスカノール)

【自】 このカードが【リバース】した時、このカードのバトル相手のレベルがX以下なら、、あなたはそのキャラをストック置場に置いてよい。そうしたら、あなたは相手のストックの下から1枚を、控え室に置く。Xはあなたの控え室の「リッタの担い手 エスカノール」の枚数に等しい。

Gilthunder: Magic Words
(魔法の言葉 ギルサンダー)

【永】 このカードの下にマーカーがあるなら、このカードのパワーを+2000。
【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札の上から1枚を公開する。そのカードが《ブリタニア》のキャラならこのカードの下にマーカーとして裏向きに置いてよい。(そうしないなら元に戻す)

【自】 相手のアタックフェイズの始めに、あなたはこのカードを、前列のキャラのいない枠で、正面に相手のキャラがいる枠に動かしてよい。

Meliodas: The Dragon Sin of Wrath
(〈憤怒の罪(ドラゴン・シン)〉のメリオダス

【永】 あなたの手札が5枚以上なら、このカードのパワーを+2000。

【自】[(1) 手札のクライマックスを1枚控え室に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の控え室のクライマックスを1枚選び、手札に戻す。

King: For a Special Someone
(特別な誰かのために キング)

【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札を上から2枚まで見て、山札の上に好きな順番で置く。
【自】[(1) 手札のクライマックスを1枚控え室に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の控え室のクライマックスを1枚選び、手札に戻す。

Elaine: Guarding the Spring
(泉を守るエレイン)

【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札の上から1枚を公開する。そのカードが《ブリタニア》のキャラなら手札に加え、あなたは自分の手札を1枚選び、控え室に置く。(そうでないなら元に戻す)
【自】[手札の《ブリタニア》のキャラを1枚控え室に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは1枚引く。

King: Breakdown
(挫折 キング)

【永】 他のあなたの《ブリタニア》のキャラすべてに、パワーを+500。
【起】[このカードを【レスト】する] あなたは自分のキャラを1枚選び、そのターン中、次の能力を与える。『【自】 このカードのバトル相手が【リバース】した時、あなたは相手のクロックの上から1枚を、控え室に置いてよい。そうしたら、あなたはそのキャラをクロック置場に置く。』

Elaine: Revived 
(復活 エレイン)

【自】CXコンボ あなたのクライマックス置場に「Back from the Dead(電源)」が置かれた時、他のあなたの《ブリタニア》のキャラが居るなら、あなたは自分の控室の「Ban: Mid-Match Squabble」を1枚選び、手札に戻してよい。

【起】集中[他のあなたの舞台のキャラを1枚控え室に置き、このカードを【レスト】する]あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。それらのカードのクライマックス1枚につき、次の行動を行う。『あなたは自分の山札を上から3枚まで見て、カードを1枚まで選び、手札に加え、残りのカードを控え室に置く。』

※「Back from the Dead(電源)」、「Ban: Mid-Match Squabble」は入っていないため、集中テキストだけの採用です。

Meliodas: Hypnotized
(催眠下 メリオダス)

【永】 舞台にこのカードがいるなら、このカードは《聖騎士》を得る。

【自】[(1) 手札の《ブリタニア》のキャラを1枚控え室に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の山札を上から5枚まで見て、カードを1枚まで選び、手札に加え、残りのカードを控え室に置く。

Meliodas: Fulfilling His Promise
(約束を果たすメリオダス)

【自】[手札を1枚控え室に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の山札の上から1枚を公開し、自分の控え室のレベルX以下のキャラを1枚選び、手札に戻す。Xは公開されたカードのレベルに等しい。(クライマックスのレベルは0として扱う。公開したカードは元に戻す)

【自】 このカードがアタックした時、 あなたは自分のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+500。

Howzer: Smile of Relief
(安堵の笑顔 ハウザー)

【永】 応援 このカードの前のあなたのキャラすべてに、パワーを+500。

【起】[手札を1枚控え室に置き、このカードを控え室に置く] あなたは自分の控え室の、《ブリタニア》のキャラを1枚選び、手札に戻す。

デッキの動き

このデッキに関しての造詣が深いわけではないのでざっくり話します。

上記の詰めターンに必要なパーツを揃えつつ、しっかりゲームエンドを狙える射程圏内まで相手にダメージを与えていくそうです。

その最終盤面に必要なのが:

  • レベル3エスカノール×2
  • レベル0エスカノール×2
  • レベル3ギルサンダー×1
  • 連動の枝×1

の計6枚となかなかに厳しく、使用者曰くそれらを両立させるのが腕の見せ所らしいです。

ですが詰めは強力なものの、

  • 2/1連動周りの枚数や序盤のキープ基準
  • 面が取れないどころか、相手のキャラを毎ターン3面踏めるか怪しい
  • 打点のためにクライマックスを貼りたいのに、門・宝不採用で引きに行く手段もありす互換と早出しXルックのみ
  • 山がそんなに強くない
  • 詰めターンに必要な枝を手札に加えるために高確率で素引きした置きブを横入れ替えで捨てなければいけず、2帯で引いた横が貼りづらい
  • 2帯で全部パーツを揃えるとキャンセルや相手の3パン未満エンドで手札を崩さざるを得ない場合がある
  • エスカノールのCIPヒールが連動と噛み合っていない(要求値の高い手札を揃えるのに貢献しておらず、連動した次のターンがあっても連動をお変わりする確率が低すぎる)
  • 全部手札を揃えてもトップ3枚にドラドラがなければ強さを十分に発揮できない

など懸念点が多いので個人的には5年前の海外式風ドラドラ進撃みがある、ブレるデッキだなーと思ってます。

横を手札に加えにくいという懸念点に関してはサンガブリエル地区優勝のレシピに採用されているCIP4ルックや以前記事で話したサクり3ルック集中などで多少なんとかなるため、4つの中では比較的推しレシピです。

ちなみに今後エスカノールを使う場合は3ルックバウンスとは共存できないので規制後は星杏横入れ替え+早出しマーリンのバウンスで代替するのだとか。

規制のタイミングについて

上述した通り世界大会ベスト4や地区優勝3回と、実績はちゃんとあるこのエスカノール型七つの大罪ですが、規制タイミングについてはやや物議を醸しています。

と言うのは、今地区シーズン真っ只中なんですよね。まだヴァイスシュヴァルツの地区大会は13大会残っていて、その大会に大罪を握って参加を予定していたプレイヤーは公式大会で一度も無規制の大罪を使って出られなかったことになります。

また、今月には日本語版で暴れている「あの」アリスが英語版にも登場します。

踏めない面・ホラー・複数回登場してもおかしくない早出しヒールと、大罪が苦手な要素てんこ盛りデッキです。

また、1/1 7500が踏まれない五等分や無職転生が防御札採用で大罪に強気に出られるといった話もちらほら見ます(実際シルフ採用無職は優勝している)。

以上の理由からこんな緊急規制のようなタイミングで選抜をかけなくてもよかったのでは?という意見が結構SNSでは多い印象です。個人的には対面したくないデッキではあったので6月の地区大会の仮想敵が一つ減ってラッキーくらいに考えてますが、知り合いの大罪光らせてたプレイヤーがちょっとかわいそうだなとは思ってます。

ちなみに英語版の使用制限改定は去年から始まったのですが、何故か日本語版の発表とタイミングが連動しているようで、次回は6月の発表と踏んでいます。

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回は制限改定発表後にスピード重視で数時間で書いた記事なので、デッキの動きのもう少し細かい話や優勝してないデッキの採用カードなど、多少省きましたが、英語版オリジナル初の規制についての理解につながれば幸いです。

今回はこれまで。感想・批評・ファンメールはツイッターまでお願いします。

それでは。


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